NYCのビジョン・ゼロ6年レポート

 

TSR 上記リンク先の2020年の報告書の65ページからの抜粋です。

Together for Safer Roads?グローバル・リーダーシップ・カウンシル(Global Leadership Council for Fleet Safety)は、Vision ZeroのパートナーであるTogether for Safer Roads(TSR)が始めたプログラムです。ニューヨーク市は、TSRのメンバー企業とともに、協議会のチャンピョンであり、設立メンバーのひとつです。協議会は、より安全な運行を望む民間および公共部門の中小規模のフリートを特定し、基本的なコンプライアンス要件を超えて、技術、トレーニング、管理における有用な基準を、費用対効果の高いインパクトのある方法で提供することに努めます。特に小規模なフリートでは、専任の安全担当者がいることは少なく、オーナーやオペレーションディレクターなどが分担して担当していることが多い。また、小規模なフリートでは、フリートセーフティプログラム、トレーニング、システムにかける資金も限られているのが一般的です。

協議会は、ワークトラック、ボックストラック、ラックトラック、スクールバス、廃棄物運搬車など、クラス2以上の車両(総重量6,000ポンド以上の車両)を運行する企業を対象とします。このプログラムは、技術ソリューション、プロフェッショナル育成、組織改革という3つの柱で構成されます。2020年春には、ニューヨーク市周辺の10~20のフリートで開始される予定です。市は、このプログラムに関心のあるフリートの特定、会議の開催、コンテンツの作成、ベストプラクティスに関する情報の提供などの支援を行っています。また、DCASは、ニューヨーク市で過去6年間行われてきたように、他の都市でVision Zero Fleet Safety Forumsを計画するために、協議会の一員として活動しています。

また、TSRはVision Zero Task Forceと共同で、2019年10月に開催されるVision Zero Fleet Safety Forumにおいて、ワークショップ「Digitizing Vision Zero」を開催しました。2019年の自転車死亡事故のうち、トラックが関与している割合が大きいことを背景に、官民のマネージャーがデータリソース、分析ニーズ、潜在的な技術的ソリューションについて議論しました。TSRとタスクフォースは共に、サイクリストと大型トラック運転手の衝突を減らすためのパイロットプロジェクトを開発していきます。